北ミサイル「深い憂慮」伝達、中国前外相派遣か

 【ソウル=門間順平】韓国紙・東亜日報は28日、中国政府が、人工衛星打ち上げと称する北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告への「深い憂慮」を伝えるため、李肇星前外相を来週にも北朝鮮に派遣すると報じた。

 北京の消息筋などの話として報じたもので、李前外相は、4月15日の金日成(キムイルソン)主席生誕100年に合わせて訪問する形を取るが、北朝鮮が予告しているミサイル発射期間(4月12日〜16日)の前には帰国してしまうという。北朝鮮は金主席生誕100年で首相級の使節派遣を要請していたが、格下の前外相を派遣することになったのも、発射予告に対する中国側の不快感の表れだという。