日本外交官をDVで起訴=ドライバーで妻の手刺す―米
【サンフランシスコ時事】米カリフォルニア州北部サンマテオ郡検察は7日までに、日本人の妻に暴力を振るい、けがをさせたとして、総務省出身で在サンフランシスコ日本総領事館の長屋嘉明副領事(32)を逮捕、家庭内暴力(DV)と傷害の罪で起訴した。7日に同郡地裁で行われた罪状認否で長屋被告は無罪を主張した。
地元紙などによると、長屋被告は2011年1月から12年3月にかけて、サンフランシスコ近郊の自宅などで妻を踏み付けたり、ドライバーで手を刺したりした。また、車から突き落として歯を折るなどのけがをさせたという。
日本総領事館の原田美智雄首席領事は「事実認定を含む司法当局の審理の成り行きを見守りたい」と話している。
テキサスで竜巻被害=ダラス国際空港影響―米
【ワシントン時事】米南部テキサス州北部のダラスからフォートワースにかけての都市部で3日、複数の竜巻が発生し、多数の住宅が損壊する被害が出た。現時点では死者は報告されていない。
ダラス郊外にある世界の主要国際空港の一つ、ダラス・フォートワース国際空港は竜巻の影響で多数の便が欠航した。
伊、カダフィ一族の資産差し押さえ 銀行や石油大手、サッカー名門の株など1200億円
【ベルリン=宮下日出男】イタリア当局は28日、リビアのかつての最高指導者で昨秋殺害されたカダフィ大佐と親族がイタリア国内に保有する資産を差し押さえたと発表した。同国主要企業の株など総額は約11億ユーロ(約1200億円)相当に上る。
ANSA通信などによると、差し押さえ対象となったのは、同国銀行最大手ウニクレディト(約6億ユーロ相当)や石油大手ENI(約4億ユーロ相当)の株のほか、自動車大手フィアット、名門サッカークラブのユベントスの株。島の森林やローマのビルといった不動産、バイクのハーレーダビッドソンも差し押さえられた。
資産はリビア政府系ファンドが保有。国連の経済制裁で凍結されていたが、ロイター通信によると、大佐らに逮捕状を出していた国際刑事裁判所(ICC)が政権崩壊後、独裁体制の被害者による賠償請求の可能性を考慮し、差し押さえを要請していた。