住民の不安は消えないまま…延坪島砲撃から1年

 北朝鮮による韓国の延坪(ヨンピョン)島砲撃から23日で1年です。島の復旧は進みましたが、住民の不安は今も消えていません。

 島民:「気持ちはまだ平穏ではない。また攻撃があるのではないかと不安だ」
 島の子ども:「(韓国軍が)射撃訓練をすると、怖くなって友達と抱き合ったりする」
 1年前の延坪島砲撃によって、民間人2人を含む4人が死亡しました。1年がたって住民の数も砲撃前とほぼ同じになり、先月からは学校も再開しましたが、住民の不安は今も消えていません。韓国軍は砲撃を受けて延坪島を含む周辺の島の軍備を増強しましたが、こうした動きに北朝鮮は強く反発していて、新たな挑発を行う可能性もあります。緊張が今も続くなか、島では23日、住民らが参加して追悼式が行われることになっています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2011