利根川進教授の18歳の息子、MIT寮で死亡

 【ワシントン=山田哲朗】米マサチューセッツ工科大学(MIT)は26日、ノーベル生理学・医学賞を受賞したMIT教授で理化学研究所脳科学総合研究センター長の利根川進さん(72)の息子でMIT1年生の智さん(18)がキャンパス敷地内の寮の自室で死亡しているのが見つかったと発表した。

 地元警察は「事件性はない」とし、死因などを調べている。MIT大学新聞によると、智さんは1週間ほど姿が見えず、部屋周辺で異臭がしたため、大学警察が25日の午後5時頃部屋に入って遺体を見つけた。ピアノが得意で、入賞歴もあるという。今秋MITに入学したばかりだった。