男性救出、100時間ぶり=死者530人超す―トルコ地震

 【エルサレム時事】トルコ東部で発生した大地震で大きな被害のあったエルジシュで27日、がれきの下に閉じ込められていた男性が地震発生から100時間以上たって救出された。ロイター通信が伝えた。生き埋めになった人の生存率が大幅に低下する72時間が経過し、被災地では生存者捜索が打ち切られ始めていた。
 トルコ当局によると、地震の死者は534人に達した。負傷者は2300人以上。
 被災地では物資の不足が続いており、エルジシュの不動産業者ゼンギンさん(38)はロイター通信に、「4日間も列に並んだが、まだ何も手に入らない」と嘆いた。