インドでイスラエル大使館の車爆破、グルジアでも爆弾見つかる
[ニューデリー/エルサレム 13日 ロイター] インド外務省によると、ニューデリーのイスラエル大使館車両を狙った爆弾攻撃が13日発生し、同国外交官の妻ら4人が負傷した。
グルジアのトビリシでも爆弾が見つかったが、処理された。イスラエル外務省は、インドとグルジアにある同国大使館職員を狙った攻撃とみている。
イスラエル外務省スポークスマンのポール・ハーシソン氏は「いずれの事件でも、関係者はイスラエル大使館に勤務していた」と明らかにした。
同氏によると、トビリシの同国大使館職員所有の車で爆弾が見つかり、地元警察が処理を行った。ニューデリーの爆弾攻撃では、駐印イスラエル大使にけがはなかったという。
2008年2月12日にレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の幹部が暗殺されて2年目を迎えることから、イスラエルは自国外交拠点に高レベルの警戒態勢を敷いていた。
イスラエルは、核開発に関係した複数の科学者暗殺に対し、イラン側の報復も予想されると警告を発していた。