「暴力の脅威」憂慮=クリスマスイブ恒例ミサ―ローマ法王

ジュネーブ時事】ローマ法王ベネディクト16世(84)はクリスマスイブの24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で恒例のミサを行い、世界各地が暴力の脅威にさらされていると憂慮の念を表明するとともに、市民らに対する弾圧行為を批判した。
 法王は「世界はこの瞬間にも多くの場所で、さまざまな手段の暴力に脅かされている」と強調。特定の地域名には言及しなかったものの、弾圧者が流血の蛮行を繰り返していることに強い懸念を示し、平和実現を訴えた。また貧困に苦しんでいる移民に神の加護があるよう祈りをささげた。