慰安婦問題「首脳会談で協議」=仲裁委での解決も模索―韓国

【ソウル時事】韓国外交通商省の趙炳※(※=王へんに弟)報道官は15日の定例記者会見で、17、18両日に訪日する李明博大統領と野田佳彦首相との会談で旧日本軍の従軍慰安婦問題が取り上げられるかについて、「問題の本質や、国内情緒を大統領もよく知っているので、適切な水準での協議があると考える」と述べ、首脳会談の議題になるとの見通しを示した。
 また、8月の韓国憲法裁判所の判断を受け韓国政府が求めている同問題をめぐる政府間協議を日本側が受け入れていないことに関し、「応じなければ、仲裁委員会による解決を模索せざるを得ない」と強調、改めて協議に応じるよう求めた。