トルコ地震で108時間ぶり13歳少年救出、健康状態は良好

 [エルジシュ(トルコ) 28日 ロイター] トルコ南東部を襲ったマグニチュード(M)7.2の地震で甚大な被害を受けたエルジシュで28日未明、倒壊したビルのがれきから13歳の少年が108時間ぶりに救出され、病院に搬送された。

救急隊員の1人は、発見当時の少年の健康状態について、問題はないように見えたと語った。同市内では27日にも、倒壊家屋に閉じ込められた18歳の男性が発生から4日ぶりに救出されていた。

 一方、被災地ではテントなど救援物資の不足が深刻な問題となっており、被災者は厳しい寒さの中、過酷な環境下での生活を余儀なくされている。一部の被災者からは、与党・公正発展党(AKP)の対応の遅さを批判する声も出ている。

 今回の地震による死者は27日の時点で、少なくとも534人に上っている。