核問題めぐる米朝協議初日、米特別代表「進展あり」
ワシントン(CNN) 北朝鮮の核問題をめぐり、6者協議の再開を目標とする米朝協議が24日、スイス・ジュネーブで始まった。米代表団を率いるボズワース特別代表は初日の協議終了後、「前向きの方向へ進んでいる」と述べた。
米朝協議は25日までの2日間予定されている。米国務省高官によれば、協議は最近、北朝鮮と韓国との対話が実現していることなどを受けて開催が決まった。
ボズワース氏はジュネーブのホテルで「意見の相違は一部狭められたが、まだ解決すべき点が残っている」と述べた。
初日の協議では冒頭、米朝双方が互いの立場を説明した。米国のハート6者協議担当特使は、この説明が有意義だったと述べた。双方の代表団はこの日、協議終了後に夕食をともにした。
米国側は7月の前回協議で北朝鮮に対し、非核化へ向けた行動のリストを提示した。米国務省のトナー副報道官によれば、今回の協議は北朝鮮側が具体的な行動を取るかどうかを探る場として位置付けられる。
ボズワース氏は今回の協議を最後に退任し、国際原子力機関(IAEA)担当大使のグリン・デービーズ氏が後任に就くことが決まっている。